仮性包茎の手術は自由診療!健康保険が使えない理由

日本には国民皆保険制度があるため、病気の治療や手術を医療機関で受けたり薬を処方されたときに、保険が適用され自己負担金が少なくなります。
全国どこでも同じ料金で平等に医療を受けられる制度なので、病気になったり怪我をしたときにも安心です。

仮性包茎の治療もクリニックなどの医療機関で受けるため、健康保険が適用され料金が安くなると思うかもしれません。
しかし仮性包茎の治療は健康保険が適用されない自由診療で行われているので、全額自己負担になります。

医療機関で受ける治療なのに健康保険が適用されないのは、仮性包茎ならではの事情があるからです。

仮性包茎の治療が健康保険の適用外になる理由

基本的に健康保険が適用される治療というのは、病気の場合です。
風邪や腹痛などの軽い症状からがんや心臓病などの重い症状まで、病気である場合は基本的に適用されます。
しかし病気ではない治療に関しては、健康保険は適用されません。
仮性包茎というのは、亀頭が包皮に覆われている状態のことで病気ではありません。

ネットでは仮性包茎のまま放置していると病気になるなどいわれていますが、お風呂で包皮を剥いて亀頭を綺麗に洗い流していれば、清潔な状態は保たれ病気になることはないでしょう。
つまり仮性包茎が原因で命を落としたりすることはないので、健康保険は適用されず全額自己負担になります。

基本的に仮性包茎は治療の必要ないといわれているので、健康保険が適用されないのも当然です。
しかし同じ包茎の治療でも、真性包茎やカントン包茎の場合は仮性包茎とは異なり健康保険が適用されます。
もし包茎で悩んでいて健康保険で治療したいと考えているなら、まず自分のペニスがどの状態であるか把握しましょう。

仮性包茎なら包皮を手前に引っ張ると亀頭が完全に露出するので、健康保険は適用されません。
逆に亀頭が完全に露出しない場合は、適用される可能性があります。

健康保険適用ができる包茎治療とクリニック選び

仮性包茎とは異なり、亀頭が完全に露出しない真性包茎やカントン包茎が保険適用になるのは、放置しておくとさまざまなトラブルが起きてしまうからです。
仮性包茎のように包皮が剥けないと亀頭との間で雑菌が繁殖して病気になる確率は上がりますし、排尿や射精もうまくできないケースもあります。

このように病気の可能性や男性機能に障害が出てしまうので、真性包茎やカントン包茎は仮性包茎とは違い健康保険が適用されます。
もし自分のペニスをチェックして真性包茎やカントン包茎になるなら、保険適用の治療を行うクリニックを受診してください。
仮性包茎の場合は健康保険が適用されないので、雑誌などのメディアに登場するクリニックを選んでも構いません。

自由診療で仮性包茎の治療は行われているために、受けられるクリニックは全国に多数あります。
しかし治療を受けられるクリニックが多数あっても、仮性包茎の治療は慎重に行わなければいけません。

そもそも仮性包茎の治療は専門家の間でも意見が分かれており、必要性がないという医師もいればするべきとの主張も専門家から出ています。
また自由診療で仮性包茎の治療は行われているので、健康保険が適用されるときとは異なる注意点があります。

自由診療の仮性包茎治療のクリニックを選ぶときの注意点

健康保険が適用される病気の治療は、全国で一律の料金です。
東京でも北海道でも離島でも、どこの医療機関でも支払う料金は同じになっています。
そのため一般的な病気のときは、治療費を気にせず医療機関を選んでも構いません。

しかし自由診療の仮性包茎は、医療機関によって料金に差が出ます。
自由診療の料金は医療機関が独自に決められるので、それぞれで差が出ているわけです。
同じ仮性包茎の治療なのに明確な差があると、少しでも安いクリニックを選びたくなるかもしれません。

特にバイト代で仮性包茎の治療を考えている学生さんなら、料金はクリニック選びで重要なポイントになるでしょう。
しかし仮性包茎の治療を受けるクリニックは、料金だけで選んではいけません。

格安なクリニックの中には、医師の技術が低く綺麗に仮性包茎を解消できない場合もあります。
綺麗に解消できないとペニスに傷跡が残ってしまうので、後悔することになりかねません。

また宣伝では安い料金を提示していても、カウンセリングで高額なコースに勧誘したり、仮性包茎とは別の手術を勧めてくるケースも報告されてます。
料金だけで選ぶと失敗しがちなので、慎重にクリニックは選びましょう。

まとめ

仮性包茎は真性包茎やカントン包茎とは異なり、健康保険が適用されない自由診療で治療が行われています。
そのため費用は全て自己負担となり、金銭的な負担は軽くありません。
また自由診療なのでクリニックが自由に料金を設定できるので、選ぶときには慎重に比較してください。

仮性包茎の治療自体は簡単なものなので、手術も1時間ほどで終わり入院の必要もありません。
気軽に受けられる治療のイメージはありますが、その一方でトラブルも多数報告されているので、仮性包茎の治療を受けるときにはカウンセリングでしっかり見極めるなどして、信頼できるクリニックを選びましょう。

参考サイト
仮性包茎って手術しなきゃいけないの?
放置することによるデメリットを解説致します
https://www.climode.org/treat/houkei/kasei.php